さて、無料ツール第二弾となります。
無料ツールには色々なものがありますが、前回のリサーチ以外のものをまとめます。
リサーチ以外に必要なツールとは?
無在庫販売を行っていくためには、前回の商品リサーチ用のツール以上に必要になってくるものがあります。
第二弾は、無在庫では特に欠かせないツールを紹介していきます。
ASIN抽出ツール
これは無在庫ツールの代表格になります。
個別には「ASIN pick」と「ASINFetcher」が有名です。
何をするためのツールかと言うと、Amazonの出品者やカテゴリー別一覧などからASINを抽出するためのツールとなります。
ASINとはAmazon Standard Identification Numberの略で、Amazon独自の固有の識別子です。ASINはAmazonの商品カタログ内で個々の商品を一意に識別するために使用されます。
分かりやすく言うとJANコードのAmazon版みたいなものですね。
販売にも、仕入れにも、そのほかに指標としても一切Amazonを利用しない場合は必要ありませんが、無在庫販売の場合は何らかの形でAmazonが関わってくるケースが殆どだと思います。
無在庫販売で利用するプラットフォームがヤフオクや楽天などの場合でも、仕入れ対象に国内外のAmazonが入る可能性は非常に高いので、多くの場合で必須となるツールです。
ツールの使い方としては、気になる出品者やカテゴリー、キーワード検索などをブラウザで表示して、拡張機能の抽出ツールでASIN一覧をぶっこ抜く、といった感じです。
ASIN pick
まず、ASIN抽出ツールの代表格ASIN pickの解説です。
ASIN pickはASIN以外にも取得可能な項目が多いので、様々な情報が必要な場合に重宝します。
取得可能な項目
・ASIN
・商品名
・価格
・ランキング
・カテゴリー
・サイズ
・重量
・レビュー数
などなど他にもたくさんの項目があります。
但し、項目数が多くなるほど取得に時間がかかるので、必要な項目だけに絞った方がいいでしょう。
ASIN pickの最大取得数は2000件というのを良く見かけますが、oiraの環境では3200件所得しています。
セラーリサーチの際のストアフロントでは、1ページ当たり16件表示されます。
ASIN pickでは最大200ページ対応しているようなので 200ページ×16件=3200件となります。
ASINFetcher
ASINFetcherの取得項目は
・ASIN
・価格
・URL(商品タイトル)
のみとなります。
最大取得件数は不明です💦
例えば対象の商品数が10000点あるセラーからASINを抽出したとします。
oiraの経験では、取得するたびに件数が変わります(>_<)
1500件程度の時もあれば4000件以上の場合もあります。
今までで5000件を超えたことはありません。
更に、ASIN pickと比べてASINFetcherは抽出速度が格段に遅いです😖
運が良ければ取得数はASIN pick以上可能ですが、それ以外の部分ではASIN pickに劣ります。
取得件数重視の場合のみASINFetcherが活躍するかもと言う感じですね。
まあ、そんな訳でASINFetcherを紹介しているブログも殆どありませんね(^^ゞ
オークタウン
オークタウンはヤフオクの利用を効率化するためのツールです。
主な特徴は、以下の4つです。
・一括出品機能で、複数の商品をまとめて出品できる
・再出品機能で、落札されなかった商品を自動で再出品できる
・予約出品機能で、指定した日時に商品を出品できる
・評価、取引管理機能で、一覧で確認することができる
一括出品機能は、商品情報をCSVファイルでアップロードすることで、複数の商品をまとめて出品できる機能です。
ツールを使わないと1つ1つ出品する必要があるヤフオクですが、一括出品することで大幅な効率化が望めます。
再出品機能は、落札されなかった商品の再出品を指定した通りに自動で行ってくれる機能です。
予約出品機能は、指定した日時に商品を出品できる機能です。出品時間を事前に決めておけば、作業ができない時間帯でもタイミングを逃すことなく出品が可能です。
評価、取引管理機能は、一覧で確認することができ、それにより見落としを防ぎます。評価を一括で行うこともできます。
取引メッセージ用のテンプレートも利用できます。
AppTool
このツールもオークタウン同様、ヤフオク用のツールになります。
機能的にもオークタウンと似たものが多いです。
一括出品はCSVファイルを使わず、WEB上で入力するので多少手間かもしれません。
予約出品機能はAppToolには残念ながらありません。
一括出品や一括再出品の他に、取引や評価も効率化できます。
オークタウンにはない、売上管理の機能が備わっているのは特徴の一つです。
AppToolとオークタウン、メイン機能には大きな違いがないので、両方使ってみて使いやすい方を利用するのがベストでしょう。
Quick shop
このツールの本来の主目的はリサーチだと思います。
oiraは、リサーチと言うよりも商品サイズや商品情報(JAN、ASIN、型番)などの確認用に手軽で使いやすいと感じています。
商品リサーチ編で紹介した「ERESA」にも同様の機能があるので、どちらかだけでいいと思います。
oiraの使用感としては
・リサーチ機能
ERESA>Quick shop
・商品情報
Quick shop>ERESA
と感じています。
なので、リサーチ編ではなくこちらで紹介してみました。
まとめ
無在庫販売用の無料ツールはリサーチ用だけではなく、このページで紹介したツールなど様々なものがあります。
どのツールも単体だけではあまり意味のある働きをしません。
いくつかのツールを上手く連携させて使ってこそはじめて大きな効果を発揮します。
特にこの章で紹介したASIN抽出用のツールは、Amazon無在庫をやる上では必須となるでしょう。
ヤフオクならオークタウンやAppToolなど必要になります。
自分が進む方向性に合わせて、その作業に適したツールを見つけることが無在庫販売を成功させる秘訣でもあります。